僕らの平行線

満天の夜空に涙を浮かべて
ただ燃ゆるは瞬く命
君の声を遠くに探して
僕は旅に出た

木枯らしの吹く秋の日暮れに
白い笑顔を落として
青藍の海に想いを沈めた
遠い黄金の日よ

儚い朝露にこの身を濡らし
舞踊る木の葉に想いを寄せた
紅の炎が僕を見下ろし
全てが光に消えていく

二つの地平線が続いてく
それらは決して交わらない
僕が伸ばした手を取って
君が笑ってくれたなら

鋭い光が胸を穿ち
狭間の大地が闇に消えて
境界線上でまた再び
僕らは出逢うだろう

果てなく続く空のように
全てを包めたなら
偽で固めた奇跡を背に